この記事では、「桷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに角で「桷」の読み方
「桷」は音読みでは、「カク」と読みます。
また、訓読みで「たるき」、「ずみ」と読みます。
「桷」の漢字の意味や解説
「桷」は「たるき」のことを意味しています。
「たるき」は屋根板などを支えるために、棟(むね)から軒(のき)に渡す長い木材のことを言います。
「桷」は他にも、「ズミ」のことを表しています。
「ズミ」はバラ科リンゴ属に分類される落葉広葉樹の低木、または小高木のことを表しています。
日本の北海道から九州と、朝鮮半島に分布しています。
「ズミ」の樹高は10m程度で、日当たりがよく、適度に湿った場所を好みます。
開花時期は5月から6月頃で、径が2〜3cmの花が数多く咲きます。
9月から10月頃に、径1cmの果実がなり、赤く熟した実は野鳥の食料にもなっています。
また、果実は果実酒にもなります。
「ズミ」の樹皮は染料に用いられています。
材は家具などに使われています。
「桷」は「木」に「角」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「材木」などの意味があります。
また、「角」は「つの」、「すみ」、「かど」などを表しています。
「桷」の地名や名前での使われ方
・『大桷』【だいかく】
鳥取県鳥取市にある地名です。
まとめ
「たるき」は他にも、「垂木」、「?」の漢字表記があります。
また、「ズミ」の漢字表記は「酸実」、「酢実」、「棠梨」があります。
「ズミ」の別称としては、「ヒメカイドウ(姫海棠)」、「コリンゴ(小林檎)」、「コナシ(小梨)」、「エゾズミ(蝦夷桷)」、「ミヤマカイドウ(深山海棠)」、「ツクシカイドウ(筑紫海棠)」、あるいは「ミツバカイドウ(三葉海棠)」などがあります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。