火へんに巨と書く漢字には「炬」があります。
この記事では、「炬」の読み方を分かりやすく説明していきます。
火へんに巨で「炬」の読み方
「炬」は音読みで「きょ」や「こ」と読み、訓読みは「かがりび」や「たいまつ」、「ともしび」、「炬く」で「やく」と読みます。
「かがりび」は「篝火」、「たいまつ」は「松明」、「ともしび」は「灯火」、「やく」は「焼く」と書くことが可能です。
「炬」の意味や解説
「炬」は照明となっている火を示す言葉であり、こちらは篝火や松明、灯火などを示す時に使います。
「炬」を使った言葉として最も有名なものには「炬燵」があり、こちらは冬の暖房器具である「コタツ」を表す漢字です。
「炬燵」は日本の伝統的な暖房器具であり、机状の枠組みに布団を覆い中にある熱源で足などを温めることが可能です。
昔は熱源として木炭や練炭を使っていましたが、現代では電気式の「炬燵」が多く使われています。
「炬燵」は冬によく使われることから冬を表す季語に用いられます。
「炬」の熟語での使い方や使われ方
・『炬燵』【こたつ】
「日本の伝統的な暖房器具」であり、枠組みに布団を敷いて足を温める機能を持っています。
「炬燵」は天板を使って食事することやそのまま寝ることも可能です。
・『掘り炬燵』【ほりごたつ】
「床を切り下げて足をおろせる炬燵」を示す言葉です。
「掘り炬燵」は腰掛けて座ることが可能であり、座ることが慣れていない人でも温まることが可能です。
・『炬眼』【きょがん】
「物事をしっかりと見極める能力」を表す言葉です。
「炬眼」の類義語としては「炯眼」や「慧眼」があり、どちらも「けいがん」と読みます。
まとめ
「炬」は照明となっている火や明かりを示す言葉であり、「炬燵」は日本の暖房器具として昔から使われています。