この記事では、「牡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
牛へんに土で「牡」の読み方
「牡」という漢字は訓読みでは「お」や「おす」と読み、音読みでは「ボ」や「ボウ」、「モ」と読みます。
「牡」の意味や解説
「牡」には「(鳥獣の)オス」という意味が含まれています。
「牡」は角を持つ牛の象形である「牛へん」にオスの生殖器の象形である「土」を組み合わせ、「牛のオス」、転じて、「オス」という意味を表す会意文字として成り立った漢字です。
「牡」の熟語での使い方や使われ方
・『牡牛』【おうし】
「オスの牛」を意味する言葉であり、「雄牛」とも表記されます。
・『牡馬』【おうま】
「オスの馬」を意味する言葉であり、「雄馬」とも表記されます。
・『牡鹿』【おじか/おしか】
「オスの鹿」を意味する言葉であり、「雄鹿」とも表記されます。
・『牡丹』【ぼたん】
「ボタン科に分類される植物」を意味する言葉です。
・『牡蠣』【かき】
「イタボガキ科に分類される二枚貝の総称」を意味する言葉です。
・『牡羊座』【おひつじざ】
「黄道帯にある12の星座のうちの1つ」を意味する言葉です。
「牡」の地名での使われ方
・『牡丹』【ぼたん】
東京都江東区に所在する地名です。
・『牡丹園』【ぼたんえん】
福島県須賀川市に所在する地名です。
・『牡丹平』【ぼたんだいら】
福島県西白河郡矢吹町や青森県黒石市に所在する地名です。
「牡」の名前での使われ方
・『牡鹿』【おじか/おしか】
宮城県や三重県、大阪府、愛知県、山形県に見られる日本の名字です。
・『牡渡』【おと】
宮城県や三重県、山形県に見られる日本の名字です。
・『牡若』【かきつばた】
宮城県や三重県、山形県に見られる日本の名字です。
まとめ
「牡」は訓読みでは「お」や「おす」と読み、音読みでは「ボ」や「ボウ」、「モ」と読む漢字でした。
そして、「牡」には「(鳥獣の)オス」という意味が含まれています。