この記事では、「玳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
王へんに代で「玳」の読み方
「玳」という漢字の音読みは「タイ・ダイ」で、訓読みの読み方はありません。
「玳」という漢字は「玳瑁(タイマイ)」という熟語・名詞において、「タイ」という音読みをすることができます。
「玳瑁」というのは、「鼈甲(べっこう)の原材料となる甲羅を持っている大型のウミガメ(海亀)」のことを指しています。
「玳瑁の甲羅・鼈甲」は、古代の昔から装飾品として貴重なものとされてきました。
現代の日本語では、「玳」の漢字は人名用漢字としても使えないため、その読み方はおおむね「玳瑁のタイマイ」に限られます。
「玳」の漢字の意味や解説
「玳」という漢字の元々の意味は、「ウミガメ科に分類される熱帯地域の亀の種類・タイマイ」になります。
「玳」は「タイマイ」という熱帯に棲息するウミガメの一種を指していますが、タイマイを漢字表記すれば「玳瑁」になります。
「玳」の意味する「玳瑁・タイマイ」の黄色と黒色のまだら模様の甲羅は、古代中国の時代から「鼈甲・べっ甲(べっこう)の原材料」として珍重されてきました。
現代では乱獲によってタイマイの個体数が激減して絶滅危惧種となったため、その捕獲・売買(取引)は禁止されています。
「玳」の熟語での使い方や使われ方
・『玳瑁』【たいまい】
「タイマイと呼ばれるべっ甲の原材料となる甲羅を持っているウミガメの一種」を意味している言葉になります。
黄色と黒色が混ざったまだら模様を持つ「玳瑁」は、遙か昔から「装飾品・宝飾品」として高い価値があるとされてきました。
現代では玳瑁は新たな捕獲も輸出入もできないため、プラスチック製の代替品による擬似的べっ甲が増えています。
まとめ
この記事では、王へんに代と書く「玳」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「玳」の漢字は、主に熱帯・亜熱帯地域の海に棲息している「タイマイ」という亀を指し示す意味を持っています。
「玳」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の解説を読んでみてください。