矛へんに今で「矜」の読み方とは?簡単に解釈

矛へんに今で「矜」の読み方とは? 読み方

矛へんに今と書く「矜」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「矜」の読み方と意味について解説します。

矛へんに今で「矜」の読み方

「矜」の読み方は音読みでは「キョウ」「キン」「カン」、訓読みでは「あわ?れむ」「つつし?む」「ほこ?る」「やもお」です。

「矜」の意味や解説

「矜」とは、「あわれみを抱くこと」「律して控えること」「自負すること」「結婚していない独身の男性」という意味を持つ言葉です。

複数の意味を持つ言葉でそれぞれ全く意味が異なります。

他の人に対して悲しく思って心を寄せる「あわれむ」という意味の他にも自分自身をわきまえて出しゃばらないようにする「つつしむ」という意味もあります。

誇りやプライドなど立派な存在であると自分自身を認めることを意味する「ほこる」という意味でも使われる表現です。

「矜」の一字ではまだ結婚していない男や妻に先立たれた男を意味します。

「矜」の熟語での使い方や使われ方

・『矜育』【きょういく】
「あわれに思い育てること」を意味します。

幼くして両親を亡くした身寄りのない子供をかわいそうに思って育てるなど、あわれみの心で子供を育てることを表す言葉です。

・『矜厳』【きょうげん】
「つつしみ深くおごそかな様子」を表します。

でしゃばったところがなく控えめで大人しいが堂々とした立派な態度を指します。

目立ってはいないがしっかりとした存在感のある人に対して使う表現です。

・『矜持』【きょうじ】
「自分自身に対して抱く誇り」を意味します。

自分自身が持つ力に対する自尊心や所属集団に対して抱くプライドなど、自負する心を指す言葉です。

まとめ

「矜」には複数の意味がありそれぞれ全く意味合いが異なります。

熟語になると意味が大きく変化することもあるのでそれぞれの意味と読み方を正しく理解しておきましょう。

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