この記事では、「碾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「碾」の正しい読み方は「てん」と「うす」どちら
碾の漢字を目にして、てんと読む人もいれば、うすという読み方をする人もいるものです。
お陰で、てんとうす、どちらの読み方が正解であるかで悩んでしまう人もいますが、実の所、てんとうすのどちらの読み方も正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
碾は音読みで、てんとでん、ねんと読む事が出来る漢字です。
訓読みの方では、うすとひ、という読み方があるのです。
そのため、音読みするか訓読みするかの違いであり、てんとうす、どちらの読み方も間違いではありません。
「碾」の意味
文字で記されたものを目にすれば分かる様に碾は、石へんの隣に展の文字を組み合わせる事によって誕生した漢字です。
そんな碾は、臼や石臼、臼でひく事で粉にするといった意味を有しています。
「碾」の言葉の使い方や使われ方
・『碾茶』【てんちゃ】
「覆いをし育てた茶樹の若芽を蒸した上で、もむ事なく乾燥させた茶」を意味する言葉として、使用されているのです。
甜茶と書いて同じくてんちゃと読む、中国茶の1種とは別物となっています。
・『碾き米』【ひきごめ】
「臼を使って米をひく事」とか「臼でひいた米」という意味を有する言葉として、この碾き米は駆使されているのです。
・『碾き包み』【ひきぐるみ】
「そばの実をそのままか、或いは外皮のみを取り除いて粉にする事やその様な粉」といった意味の言葉として、利用されています。
まとめ
文字表記を見れば即座に理解可能な通り碾は、石へんの横に展の文字を付け足す事により成立した漢字です。
もっともこの漢字を見た人の中には、てんと読む人もいれば、うすと読む人もいるため、どちらの読み方が正解かで迷う人もいます。
ですが碾は音読みで、てんやでん、ねん、訓読みで、うすとひと読む事が出来る漢字です。
そのため音読みか訓読みの違いに過ぎず、てんと読んでもうすと読んでも正しい読み方となっています。
更に碾は、うすやひき臼、臼でひいて細かくするといった意味を所有している漢字です。
