この記事では、「砥」の読み方を分かりやすく説明していきます。
石へんに氏一で「砥」の読み方
砥は、音読みでしと読む事が出来る漢字です。
訓読みでは、とやといし、みがと読めます。
「砥」の意味や解説
漢字表記を見れば理解可能な事でしょうが砥は、石へんの横に?の漢字を付け足す事で成立した漢字です。
そんな砥は、といしとか磨く、平らにする等の意味を有しています。
ただし漢字検定では準1級クラスとなっていますが、常用漢字には含まれてはいません。
お陰でこの漢字が使用されるケースは限定されており、現代人にとっては、そこまで馴染み深い漢字ではなかったりするのです。
「砥」の熟語での使い方や使われ方
・『砥石』【といし】
「刃物を研いだり、磨くために使われる石」という意味の言葉として使用されています。
・『粗砥』【あらと】
「きめの粗い砥石」を示す言葉として用いられているのです。
刃物を粗研ぎする際に使われる事が多く、荒砥と表記される事も少なくありません。
・『合せ砥』【あわせど】
「粗研ぎの後に仕上げの段階で使う砥石」を表す言葉として、利用されています。
仕上げ砥という呼ばれ方もしている、砥石の事です。
まとめ
石へんの隣に?の漢字を加える事で完成した砥は、音読みでし、訓読みで、といしやと、みがという読み方が出来ます。
更に砥は、といしとかはげむ、みがくに平らといった意味を指し示す漢字として駆使されているのです。
とはいえ常用漢字からは外れているため、雑誌やテレビ等のメディアでは基本的に使用されてはいない漢字となっています。
そのためこの砥の漢字が用いられる機会というのはかなり限られており、大抵の人にとっては馴染みがあるとは言えない漢字の1つです。
もっともこの漢字を使った砥石という言葉に関しては、それなりに見たり使用する機会がある言葉だったりします。