この記事では、「靖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
立へんに青で「靖」の読み方
「靖」という漢字は訓読みでは「靖(やす)い」と読み、音読みでは「セイ」や「ジョウ」と読みます。
「靖」の意味や解説
「靖」には「やすい」や「やすらか」、「やすんじる」という意味が含まれています。
「靖」は線の上に立つ人の象形である「立へん」に井げたの中の染料と地上に草木が生えてきた象形である「青」を組み合わせ、「静かに立つ」や「安らか」、「静か」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「靖」の熟語での使い方や使われ方
・『靖寧』【せいねい】
「世の中が平和に治まっていること」を意味する言葉です。
・『靖難』【せいなん】
「国の危難を鎮めること」や「反乱を鎮圧すること」を意味する言葉です。
・『靖国』【せいこく】
「国を安らかに治めること」を意味する言葉です。
・『靖難の変』【せいなんのへん】
「明王朝第2代皇帝建文帝の政策に対し、1399年に北京の燕王棣が反乱を起こし、南京を攻略、帝位を簒奪した事件」を意味する言葉です。
・『靖康の変』【せいこうのへん】
「中国北宋において、1126年から1127年の靖康年間に金軍が首都を占領し、皇族や貴族を捕縛して北方へ連れ去った事件 」を意味する言葉です。
・『靖国神社』【やすくにじんじゃ】
東京都千代田区にある神社の名称です。
「靖」の地名での使われ方
・『靖国町』【やすくにちょう】
愛知県名古屋市中村区に所在する地名です。
「靖」の名前での使われ方
・『金靖』【かねやす】
大阪府に見られる日本の名字です。
・『靖田』【やすだ】
滋賀県や東京都、京都府に見られる日本の名字です。
・『靖本』【やすもと】
滋賀県や東京都に見られる日本の名字です。
まとめ
「靖」は訓読みでは「靖(やす)い」と読み、音読みでは「セイ」や「ジョウ」と読む漢字でした。