竹冠に呂で「筥」の読み方とは?簡単に解釈

竹冠に呂で「筥」の読み方とは? 読み方

この記事では、「筥」の読み方を分かりやすく説明していきます。

竹冠に呂で「筥」の読み方

「筥」という漢字は訓読みでは「いねたば」「はこ」と読み、音読みでは「キョ」「リョ」「ロ」「コ」と読みます。

「筥」の意味や解説

「筥」には「(丸い形状をした)はこ」「稲束」「稲束を量る単位」という意味が含まれています。

「筥」は竹の象形である「竹冠」に人の背骨が連なる象形である「呂」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「筥」の熟語での使い方や使われ方

・『鏡筥』【かがみばこ】
「円形や八つ花形で脚のある台にのせ、鏡や汗手拭などを収納するのに用いられ、寝殿に置かれていた日常で使われる道具の一種」を意味する言葉です。

・『形筥』【かたばこ】
「仏具や経文などを入れるのに用いられた、山伏が笈の上にのせる小箱」を意味する言葉です。

・『花筥』【けこ】
「法要のときに散華に用いられる花を盛るための器」を意味する言葉です。

・『居筥』【すえばこ】
「法具や経巻、説教の原稿などを入れるための蓋のない長方形の木箱」を意味する言葉です。

・『硯筥』【すずりばこ】
「硯や墨、筆などを入れておくための箱」「あたりばこ」を意味する言葉です。

・『札筥』【ふだばこ】
「聞香の競技で、香名を記した札を入れるための箱」「守り札を入れるための箱」を意味する言葉です。

・『覧筥』【らんばこ】
「貴人に見せる文書、宣旨などを入れるための箱」を意味する言葉です。

「筥」の地名での使われ方

・『筥松』【はこまつ】
福岡県福岡市東区に所在する地名です。

まとめ

「筥」は訓読みでは「いねたば」「はこ」と読み、音読みでは「キョ」「リョ」「ロ」「コ」と読む漢字でした。

そして、「筥」には「(丸い形状をした)はこ」「稲束」「稲束を量る単位」という意味が含まれています。

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