糸へんに定で「綻」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

糸へんに定で「綻」の読み方とは? 読み方

糸へんに定と書く「綻」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「綻」の読み方と意味について解説します。

糸へんに定で「綻」の読み方

「綻」の読み方は音読みでは「タン」、訓読みでは「ほころび」「ほころび?る」です。

「綻」の意味や解説

「綻」とは、「縫い目がほつれてほどけること」を意味する言葉です。

糸を針で布などに通し閉じ合わせることを「縫う」といい、縫って糸の目ができている部分を部分のことを「縫い目」といいます。

縫いつける力によって縫い目はしっかりと固定されますが動いたりよれたりすることでだんだんとほつれてしまい、閉じ合わせる力が弱くなりほどけてしまいます。

そのように閉じ合わせていた縫い目がほつれてほどけることを「ほころびる」といい、「綻」はほころびることを意味する言葉です。

本来は糸で縫い合わせた縫い目がほどけることにのみ用いられていた表現ですが、縫い目がほつれて合わせないた部分が開いてしまうところから転じて「固く閉じていたつぼみが開く」という意味で使われるようになります。

その他にも「かたく引き結んでいた表情が崩れて笑顔になる」「隠し切れなくなって一部が明らかになる」などの意味を持つ言葉です。

「綻」の熟語での使い方や使われ方

・『破綻』【はたん】
「物事が行き詰まってどうにもならなくなること」を意味します。

打つ手がなくなり立て直し不可能になった状態を表します。

縫い目なしのわずかな綻びがどんどんと大きくなり最後には破れて裂けてしまうように物事がだんだんうまくいかなくなって最終的に立ち行かなくなってしまう状況に対して用いる表現です。

一般的には経営や計画など組織的な活動が上手くいかなくなることに対して用いる表現ですが、性格や人格が普通ではないことの表現としても使われます。

まとめ

「綻」はさまざまな意味で使われる言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。

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