この記事では、「繙」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに番で「繙」の読み方
繙は、音読みではんとほん、ぼんやばんと読む事が可能な漢字です。
訓読みの方では、ひもとと読む事が出来ます。
「繙」の意味や解説
文字表記を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが繙は、糸へんの横に番の漢字を付け足す事によって成立した漢字です。
そんな繙は、紐解くやひるがえる、書物を開き読むといった意味を持っています。
画数は18画であり、漢字検定では1級クラスの漢字となっていますが、残念ながら常用漢字からは外れているのです。
そのため現在では、普段の生活の中で目にしたり、使用する機会がそれ程ない漢字の1つと言えます。
「繙」の熟語での使い方や使われ方
・『繙書』【はんしょ】
「本を読む事」や「巻物の書物を紐解いた上で読む」という意味を所有する言葉として、駆使されているのです。
・『繙読』【はんどく】
「本を開いて読む事」とか「書物を紐解く事」といった意味を持っている言葉となっています。
・『繙く』【ひもとく】
「書物を開く」や「本を読む」、「書物等を使って調べて真実を明らかにする」という意味を有する言葉として、この繙くは利用されているのです。
まとめ
糸へんの隣に番を付け加える事によって完成した繙は、音読みではんやほん、ばんとかぼん、訓読みではひもとと読む事が可能な漢字となっています。
更に紐解くや書物を開き読む、はためくとかひるがえるといった意味を所有する漢字です。
とはいえ現在では、常用漢字に含まれていないため、テレビや雑誌等のメディアにおいては基本的に使用されていない漢字となっています。
お陰で日常生活の中で、この漢字を見掛けたり使うケースというのはかなり限られており、大半の現代人にとっては余り馴染みがない漢字となっているのです。