糸へんに者で「緒」の読み方とは?簡単に解釈

糸へんに者で「緒」の読み方とは? 読み方

糸へんに者と書く「緒」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「緒」の読み方と意味について解説します。

糸へんに者で「緒」の読み方

「緒」の読み方は音読みでは「ショ」「チョ」、訓読みでは「いとぐち」「お」です。

「緒」の意味や解説

「緒」とは、「糸状の細長いもの」「ひとくくりにすること」「草履や下駄などの指を掛ける部分の細長いところ」「物事のはじまりになる部分」などの意味を持つ言葉です。

裁縫に使う糸や紐など細長い物を表す言葉で、束ねてまとめる時に紐や縄など細長いものを使うことから転じて「一括り」という意味もあります。

さらに下駄や草履などにすげる細長い紐のことを指す意味でも使うほか、織り上げた布地は端のほつれた糸目を解くとどんどんほどけていくことから「物事を解きほぐすきっかけになる始まりの部分」という意味でも使われる表現です。

「緒」の熟語での使い方や使われ方

・『一緒』【いっしょ】
「複数のものを合わせて一括りにし同じものとして扱うこと」を意味します。

本来はバラバラの物を合わせて一つにすることを指す言葉です。

別々のものが合わさって同一になることから「区別がなく同じであるさま」という意味でも使う表現です。

・『緒戦』【しょせん】
「これから続く戦いの始まりになる最初の戦い」を指します。

いくつも続く戦いのうち最初に行われる戦いを表す言葉です。

あらかじめその戦いの後にいくつも戦いが続くことがわかっている場合に用いられる表現で、リーグ戦の第1戦目やその戦いでは勝敗が完全に決しない戦争の最初の戦いなどに対して用いる表現です。

・『鼻緒』【はなお】
「下駄や雪駄などの履物にみられる足の指をかけて固定するための細い紐状の部分」のことです。

穴を開けた本体に紐を通し固定して作ります。

まとめ

「緒」にはさまざまな意味があるのでそれぞれの読み方と意味を正しく理解しておきましょう。

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