糸へんに追で「縋」の読み方とは?簡単に解釈

糸へんに追で「縋」の読み方とは? 読み方

糸へんに追と書く「縋」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「縋」の読み方と意味について解説します。

糸へんに追で「縋」の読み方

「縋」の読み方は音読みでは「ツイ」、訓読みでは「すが?る」です。

「縋」の意味や解説

「縋」とは、「頼りに思いつかんで寄りかかること」を意味する言葉です。

足の悪い人が杖を頼りにして体重をかけたり立ち上がる時に手すりを握って寄りかかったりなど、何かをあてにして頼りに思う気持ちでしっかりとつかみ身体を預ける様子を表す言葉です。

元々は杖をつかんだり人の手を握ったりなど物理的な動作を表す言葉ですが身体全体を預け取り付くような格好で頼りにする様子から転じて「必死な気持ちで頼ろうとする」という他人の力をあてにしてしがみつく「依存」の意味でも使われる表現です。

ただ一つのものだけをあてにする様子を表す言葉であり唯一の頼みの綱である相手に対して必死な気持ちを向けています。

転んだり倒れたりしないよう必死な気持ちで力強くつかむためつかまれた方が離してもらおうと振りほどいてもなかなか離れません。

ただ頼るだけでなく切羽詰まった必死な気持ちを強調した表現です。

「縋」の例文や使われ方

・『追い縋る』【おいすがる】
『別れを告げて去ろうとする彼氏に追い縋る』
「離れていく相手を追いかけてすがること」を意味します。

立ち去ろうとする相手を追いかけ逃すまいと必死にすがる様子を指す表現です。

すでに気持ちが離れている相手に何とかして助けてもらおうとする必死さを表す時に使います。

・『縋り付く』【すがりつく】
『子供が親の背中に縋り付く』
「相手にしっかりとしがみつくようにして頼りにすること」を表します。

相手への全面的な依存を表す言葉で離すまいと必死な気持ちで頼る様子を指します。

まとめ

「縋」は必死な気持ちからくる行動を表す言葉です。

気持ちの強さが大きく関わる表現なので憶えておきましょう。

読み方
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