舟へんに玄で「舷」の読み方とは?簡単に解釈

舟へんに玄で「舷」の読み方とは? 読み方

舟へんに玄と書く「舷」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「舷」の読み方と意味について解説します。

舟へんに玄で「舷」の読み方

「舷」の読み方は音読みでは「ゲン」、訓読みでは「ふなばた」「ふなべり」です。

「舷」の意味や解説

「舷」とは、「船舶の側面」を意味する言葉です。

水の上を進む乗り物を船舶といいますが、船舶の本体である船体の左右の側面を「舷」といいます。

港や桟橋など陸地に船を接するときに横付けする部分のことで左右両側のどちらも指す言葉です。

慣習的に陸地に横付けする場合は左側の「舷」を接岸させます。

大型船では脱出用のボートや接岸のロープなど装備が備え付けられることも多く船名も「舷」に大きく書かれています。

「舷」の熟語での使い方や使われ方

・『接舷』【せつげん】
「舷を接すること」を意味します。

側面を接するように船舶を横付けする動作のことで上陸や停泊のために陸地に横付けする行為のほか、不審船に乗り込んで臨検するために横付けするような他の船に側面を接する行為も含みます。

船は自動車と違いブレーキがないため上手に横付けするには高い技術が必要です。

・『左舷』【さげん】
「船の進行方向に向かって左側の側面」を指します。

船の乗員が船の進む方向である船首を向いた時に左側にくる側面を指す言葉です。

一般的には「さげん」といいますが「下げ」と聞き間違えないように「ひだりげん」ということもあります。

右側の件は「右舷」【うげん】といいます。

・『舷灯』【げんとう】
「船舶の左右を識別するために灯す灯火」のことです。

暗い夜や遠く離れた場所からでも船がどちらを向きどこに進んでいくのかわかるように左側面には赤色、右側面には緑色灯火を識別用に掲げます。

まとめ

「舷」は日常ではほとんど使いませんが船舶関係では基本的な言葉なので憶えておきましょう。

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