この記事では、「蛭」の読み方を分かりやすく説明していきます。
虫へんに至で「蛭」の読み方
蛭は音読みで、しつやしち、てつにてい等と読む事が可能な漢字です。
訓読みでは、ひると読む事が出来ます。
「蛭」の意味や解説
文字表記を目にすれば直ぐに分かる事となりますが蛭は、虫へんの隣に至の文字を書き加える事によって完成する漢字です。
そんな蛭は、ひるとか人間や動物に吸い付いた上で血を吸う環形動物という意味を所有しています。
画数は全部で12画で、漢字検定では準1級クラスとなっていますが、残念ながら常用漢字には含まれていません。
お陰で普段の生活の場で、この蛭の漢字を見掛けたり、使用するケースというのはそれ程なかったりします。
「蛭」の熟語での使い方や使われ方
・『蛭巻』【ひるまき】
「太刀の柄や鞘、薙刀の柄等に、細長い金属で螺旋状に巻き付けたもの」を示す言葉として使われているのです。
ひるが巻き付いた姿に似ている事から、この様に呼ばれる様になったと言われています。
・『蛭に塩』【ひるにしお】
「恐ろしい人や苦手なものの前で、恐れ入って縮み上がっている様」という意味を有する言葉として、利用されているのです。
ひるに苦手な塩を掛けると縮む事から、この言葉が生じました。
・『血吸蛭』【ちすいびる】
「池や沼等で見る事が出来る、ヒルド科のひる」を表す言葉として、駆使されているのです。
まとめ
虫へんの横に至の文字を付け足す事によって成立した蛭は、音読みでしつやてつ、しちにたい等と読み、訓読みでは、ひると読まれている漢字となっています。
更に人や動物の体に吸い付き血を吸う環形動物である、ひるを指し示す言葉として使用されているのです。
ただし常用漢字からは外れているため、テレビや新聞等のメディア関連では、ほとんど利用される事がありません。
そのため現代人にとっては、馴染み深い漢字ではないです。