言べんに兼で「謙」の読み方とは?簡単に解釈

「謙」の読み方とは? 読み方

この記事では、「謙」の読み方を分かりやすく説明していきます。

言へんに兼で「謙」の読み方

言へんに兼で「謙」と書く漢字の読み方は、音読みが「けん」、訓読みが「へりくだる」(謙る)です。

「謙」の意味や解説

「謙」という漢字には、「へりくだる」「つつしむ」「ゆずる」といった意味があります。

態度を控えめにしてうやうやしく振る舞ったり、自分を卑下して他人に譲り従う様子に使われる漢字です。

言へんには「振る舞い」という意味合いが、「兼」という漢字には「控えめな振る舞い」といった意味合いがそれぞれあり、二つの意味を組み合わせ「控えめな振る舞い」を表現しています。

人名にもよく用いられる漢字で、代表的な人物に、戦国時代の武将の上杉謙信や、俳優の渡辺謙がいます。

「謙」の熟語での使い方や使われ方

・『謙虚』【けんきょ】
他人に対してへりくだっていて、素直に相手の意見を聞き入れる様子を指す言葉です。

・『謙遜』【けんそん】
控えめで、つつましい振る舞いをする態度を表す言葉です。

特に、自覚的に自分の能力を低く見積もって、遠慮して振る舞うさまのことを指しています。

・『謙称』【けんしょう】
話し手が、自分や、自分の側の人や物をへりくだって呼ぶことを表します。

よく用いられる謙称に、自分に対して使う「小生」【しょうせい】や、子息に対して用いる「愚息」【ぐそく】、自分が書いた文章に対して使用する「拙文」【せつぶん】といったものがあります。

まとめ

言へんに「兼」「謙」と書く漢字は、「けん」「へりくだる」と読みます。

他人に対して控えめな態度をとったり、自分を下げて他人に対して譲る態度を示す漢字です。

代表的な熟語に「謙虚」【けんきょ】や「謙遜」【けんそん】があり、どちらも、自分を低く見積もった状態で他人に対して接する様子を表現する言葉です。

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