この記事では、「詔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
言べんに召で「詔」の読み方
「詔」という漢字は訓読みでは「みことのり」と読み、音読みでは「ショウ」と読みます。
「詔」の意味や解説
「詔」には「みことのり」という意味が含まれています。
「詔」は取っ手のある刃物と口の象形である「言べん」に刀と口の象形である「召」を組み合わせ、「招き寄せて言う」や「告げる」、「みことのり」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「詔(みことのり)」は「天皇の言葉」や「大御言(おおみこと)」、「天皇や皇帝、天子の命令を直接下す文書であり、古文書の様式の一種」という意味を含める言葉です。
「御言宣(みことのり)」という意味に由来し、別の漢字を用いて「勅」と表記されることもあります。
「詔」を使った例文
・『天皇が直々に賊徒討伐のための詔を発した』
・『古代の皇帝の詔と推察される史料が発見された』
「詔」の熟語での使い方や使われ方
・『優詔』【ゆうしょう】
「天子のありがたい詔」を意味する言葉です。
・『勅詔』【ちょくしょう】
「勅と詔」や「天子の命令」、「みことのり」を意味する言葉です。
・『密詔』【みっしょう】
「内密に下された詔勅」を意味する言葉です。
・『待詔』【たいしょう】
「天子からの命令を待つこと」や「詔が下るのを待つこと」、「古代中国の官命」、「中国宮廷の画院において最高位の画家」を意味する言葉です。
・『大詔』【たいしょう】
「天皇が国民に広く告げる言葉」や「おおみことのり」を意味する言葉です。
・『聖詔』【せいしょう】
「天子の詔」を意味する言葉です。
・『詔命』【しょうめい】
「天皇による命令」や「勅命」を意味する言葉です。
まとめ
「詔」は訓読みでは「みことのり」と読み、音読みでは「ショウ」と読む漢字でした。
そして、「詔」には「みことのり」という意味が含まれています。