言べんに帝と書く漢字には「諦」があります。
この記事では、「諦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
言べんに帝で「諦」の読み方
「諦」は音読みで「てい」や「たい」と読み、訓読みは「まこと」や「諦める」で「あきらめる」、「諦らか」で「つまびらか」と読みます。
「つまびらか」は「詳らか」や「審らか」と書くことが可能です。
「諦」の意味や解説
「諦」は物事や行為をあきらめることや断念する時に使う言葉であり、希望などを捨てることからネガティブな意味で使われます。
「諦める」は断念するや望みを捨てるという意味で使いますが、「諦らか」は物事が明らかな状態を表す時に使うことが可能です。
「諦らか」は「詳らか」や「審らか」と書くことが可能であり、物事が事細かなことや詳しい様を表します。
「諦」はこれ以外にも物事や世界の真理や真実を表す時にも使うことが可能です。
「諦」の熟語での使い方や使われ方
・『諦観』【ていかん】
「物事に対してしっかりと本質を見抜くこと」を表す言葉です。
この言葉はこれ以外にも諦めてしまった状態や悟ってしまったことを示す時にも使うことが可能です。
・『諦念』【ていねん】
「物事の本質を理解した上で迷いがない状態」を表す言葉であり、こちらは仏教用語としても使われます。
「諦念」はこれ以外にも真実を理解したゆえにあきらめの境地に達したという意味でも使われる言葉であり、それぞれで意味が違います。
・『真諦』【しんてい】
「仏教における絶対不変の真理」であり、この概念の反対に存在する言葉は「俗諦」と呼ばれています。
また「真諦」は思想や物事の根本や本質を表す時にも使うことが可能です。
まとめ
「諦」は主にあきらめるという意味で使う言葉であり、基本的にはネガティブな意味で使われます。
「諦」は仏教用語である「諦念」や「真諦」のように悟りの極致や迷いのない様を表す時にも使われています。