この記事では、「轆」の読み方を分かりやすく説明していきます。
車へんに鹿で「轆」の読み方
「轆」という漢字は音読みで「ロク」と読み、訓読みでの用法はありません。
「轆」の意味や解説
「轆」には「くるま木」や「滑車などの回転装置」、「車の走るときに鳴る音の形容」という意味が含まれています。
「轆」は車の象形である「車へん」に角を持つ雄鹿の象形である「鹿」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「轆」の熟語での使い方や使われ方
・『轆轤』【ろくろ】
「陶磁器を作るときに用いられる円形の台」や「轆轤鉋の略」、「重い物の上げ下ろしのために用いられる滑車」、「車井戸の釣瓶を上下させるための滑車」、「傘の上端で骨の先を集め、傘の開閉に用いるための仕掛け」を意味する言葉です。
・『手轆轤』【てろくろ】
「陶器の製造で用いる手で回して使用する轆轤」を意味する言葉です。
・『轆轤鉋』【ろくろがんな】
「回転軸の端に取り付けた木地を回転させながら、刃物を当てて、抉ったり、丸く削ったりする工具」、「回し錐」、「ろくろがな」を意味する言葉です。
・『轆轤首』【ろくろくび】
「非常に長い首を持ち、伸縮が自在にできる化け物や妖怪、及び、その見世物」、「抜け首」、「ろくろっくび」を意味する言葉です。
・『轆轤細工』【ろくろざいく】
「轆轤鉋を使用して器具を制作すること、及び、その細工物」を意味する言葉です。
・『轆轤師』【ろくろし】
「轆轤細工をする職人」や「挽物師」を意味する言葉です。
・『轣轆』【れきろく】
「車の轍やとどろき」、「馬車などが音をたてて走る様」を意味する言葉です。
まとめ
「轆」という漢字は音読みで「ロク」と読む漢字でした。
そして、「轆」には「くるま木」や「滑車などの回転装置」、「車の走るときに鳴る音の形容」という意味が含まれています。