酉へんに昔で「醋」の読み方とは?簡単に解釈

酉へんに昔で「醋」の読み方とは? 読み方

この記事では、「醋」の読み方を分かりやすく説明していきます。

酉へんに昔で「醋」の読み方

「醋」という漢字は訓読みでは「す」と読み、音読みでは「サク」「ザク」「ソ」と読みます。

「醋」の意味や解説

「醋」には「す(酸味のある調味料)」「酸い」「酸っぱい」「報いる」「客が杯を主人に返す」という意味が含まれています。

「醋」は酒を入れる器の象形である「酉へん」に太陽と積み重ねた鳥獣の肉片の象形である「昔」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「醋(す)」は酢酸を3%から5%ほど含める酸味を持つ調味料のことであり、一般的には「酢」と表記されます(以下、酢表記で統一)。

「酢」は果実を原料とした醸造酒を酢酸菌の作用で酢酸発酵させることによって生成されます。

防腐作用や殺菌作用も持っているため、料理以外にも幅広く使用されている馴染みの調味料と言えるでしょう。

「酢」は人類が醸造技術を手に入れると同時に生まれたとされ、酒とは密接に関係していると考えられています。

ちなみに、フランス語で「酢」を意味する「vinaigre」「酸っぱいワイン」を意味する「vin」+「aigre」に由来しているそうです。

「醋」の熟語での使い方や使われ方

・『醋酸』【さくさん】
「飽和脂肪酸の一種であり、酸味と刺激臭を持つ液体」を意味する言葉であり、「酢酸」とも表記されます。

・『吃醋』【きっそ】
「人を羨み、妬むこと」「やきもちを焼くこと」を意味する言葉です。

・『木醋』【もくさく】
「木材を乾溜して得られる、酢酸を多く含める液体」を意味する言葉です。

まとめ

「醋」は訓読みでは「す」と読み、音読みでは「サク」「ザク」「ソ」と読む漢字でした。

そして、「醋」には「酢」「酸い」「酸っぱい」「報いる」などの意味が含まれています。

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