この記事では、「釼」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに刃で「釼」の読み方
「釼」という漢字は訓読みでは「つるぎ」と読み、音読みでは「ケン」や「ニチ」、「ジツ」と読みます。
また、名字として用いる場合は「はがね」とも読みます。
「釼」の意味や解説
「釼」という漢字には「つるぎ」という意味が含まれています。
「釼」の異体字には「剣」や「劔」、「剱」、「劍」などがあります。
「つるぎ」とは剣身が諸刃(=両側に刃がある)の武器のことです。
「つるぎ」の歴史は長く、古いものでは新石器時代のものが出土しています。
青銅器時代より金属の加工技術が発達し、長い刃を持つ「つるぎ」が製作できるようになったそうです。
槍のような長柄武器とは別に、取り回しが利き、携帯しやすい「つるぎ」は需要が高まり、近接戦闘における補助武器として用いられました。
また、三種の神器の1つである「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」や破邪の剣とされる「七星剣(しちせいけん)」、アーサー王伝説における聖剣「エクスカリバー」など、多くの神話や伝承で「つるぎ」は権威や武力のシンボルとして扱われています。
「釼」の地名での使われ方
『八剱町』【はちけんちょう】
愛知県名古屋市中川区や愛知県岩倉市に所在する地名です。
『御津町御馬剣』【みとちょうおんまつるぎ】
愛知県豊川市に所在する地名です。
『門前町釼地』【もんぜんまちつるぎぢ】
石川県輪島市に所在する地名です。
「釼」の名前での使われ方
『釼』【つるぎ/はがね】
熊本県や兵庫県、新潟県や石川県、神奈川県などに見られる日本の名字です。
まとめ
「釼」は訓読みでは「つるぎ」と読み、音読みでは「ケン」や「ニチ」、「ジツ」と読む漢字です。
名字として用いる場合は「はがね」とも読みます。
そして、「釼」という漢字には「剣(つるぎ)」という意味が含まれています。