金へんに慮で「鑢」の読み方とは?簡単に解釈

金へんに慮で「鑢」の読み方とは? 読み方

金へんに慮と書く「鑢」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「鑢」の読み方と意味について解説します。

金へんに慮で「鑢」の読み方

「鑢」の読み方は音読みでは「リョ」「ロ」、訓読みでは「やすり」「す?る」です。

「鑢」の意味や解説

「鑢」とは、「表面に細かい刻み目の付いた金属製の工具」を指す言葉です。

物質の表面をこするように磨き上げて摩擦で削りるのに使います。

特に刃物では簡単に切削できない金属に対して用いられるもので金属を削ってツルツルに磨き上げたり棒状の金属を切断したりなど、擦りあげて削るのに使う大工道具の一種です。

対象物によってさまざまな種類が用意されており素材の特性に応じて使い分けることで効率よく削れます。

平型や丸型、角型など削り方や対象物に合わせてさまざまな形状のものが製造されており目の粗さや高さなどと合わせると無数の種類が存在します。

「鑢」の熟語での使い方や使われ方

・『金鑢』【かねやすり・かなやすり】
「鉄などの金属を削るための道具」を指す言葉です。

鉄や銅など比較的柔らかい金属を削るために作られた工具を指します。

現在製造されている「鑢」の多くは鋼で作られており鉄よりも硬いので金属でも問題なく削れます。

・『紙鑢』【かみやすり】
「ペーパーの表面に砂や金属粒などを接着して作る紙製の工具」を指します。

金属棒である一般的な「鑢」と比べて軽量で柔軟性が高く曲面を削るなど様々な用途に使われます。

主に表面を磨き上げるのに用いられ木材のささくれや金属のバリなど処理する仕上げ用に使う「鑢」の一種です。

・『鑢跡』【やすりあと】
「ヤスリがけしたところに残る痕跡」を意味します。

「鑢」で削った部分には細かい刻み目を往復させたような独特の痕跡が残りますが、そのような痕跡を表す時に用いる言葉です。

まとめ

「鑢」は身近な道具で形状は知られているものの漢字は見たことがないという人がほとんどです。

漢字を使う機会は少ない言葉ですが知識として正しい読み方と意味を憶えておきましょう。

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