金へんに易で「錫」の読み方とは?簡単に解釈

金へんに易で「錫」の読み方とは? 読み方

この記事では、「錫」の読み方を分かりやすく説明していきます。

金へんに易で「錫」の読み方

「錫」の漢字の音読みは「シャク・セキ・シ」で、訓読みは「すず・たまもの」です。

「錫」の意味や解説

「錫」の意味としては、まず「金属の一つであるすず、元素記号はSn」です。

金属の「すず」の特徴としては、は酸化しにくく、錆びにくく安定している点が挙げられます。

そのため色の変化が少なく、美しい光沢が長期間に渡り、保ち続けることが出来、古くから装飾品として用いられてきました。

また、展性も良いので、最近では槌で加工したタンブラーや酒器としても人気がある金属です。

この金属の「すず」の漢字のつくりの「易」の漢字は爬虫類の「とかげ」の象形から来た漢字です。

とかげは、光線の当たり方により、色の変化が見られます。

一方で、金属の「すず」は加工が容易で形を簡単に変えることが出来ます。

ここから金へんに「とかげの象形由来の易」を組み合わせ、「錫」の漢字がこの金属に当てられたのです。

その他の意味には、「道士や僧が用いる杖」や訓読みにある「たまわるや、たまもの」があります。

「道士や僧が用いる杖」は『錫杖』と呼ばれるのが一般的で、次項で説明します。

また、「たまわるや、たまもの」「賜」と同義で、現在では一般的には「賜」が使われています。

「錫」の熟語での使い方や使われ方

・『錫石』【すずいし】「錫の原石」を意味する熟語です。

日本では、1909年~1987年まで採掘されていた兵庫県の明延鉱山が最大の産出量を誇っていました。

・『錫杖』【しゃくじょう】「僧侶や修験者が持ち歩くつえ」を意味する熟語です。

この錫杖は、頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らすことが出来ます。

お地蔵さんが手にしている杖もこれです。

まとめ

「錫」の漢字の音読みは「シャク・セキ・シ」で、訓読みは「すず・たまもの」です。

漢字の意味としては、「金属のすず(元素記号Sn)」、「道士や僧が用いる杖」、及び訓読みにある「たまわるや、たまもの」があります。

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