金へんに芳で「錺」の読み方とは?簡単に解釈

金へんに芳で「錺」の読み方とは? 読み方

この記事では、「錺」の読み方を分かりやすく説明していきます。

金へんに芳で「錺」の読み方

「錺」という漢字は訓読みでは「かざり」と読み、音読みでの用法はありません。

また、名字として用いられる場合は「しか」の読みが当てられることもあります。

「錺」の意味や解説

「錺」には「飾り」「金属で飾る」という意味が含まれています。

「錺」は土地の髪を祭るために柱状に固められた土と金属、すっぽり覆う様の象形である「金へん」に並び生えた草の象形とすき(農具)の象形である「芳」を組み合わせ、形声文字として成り立った国字(中国から伝わった漢字ではなく、日本で独自に作られた漢字)です。

ちなみに、「錺」の部首は「くさかんむり」ではなく「金へん」になるので、混同しないように注意しましょう。

「錺」の熟語での使い方や使われ方

・『錺り職』【かざりしょく】
「金属製のかんざしや指輪など、金具の細工をする職業や職人」を意味する言葉であり、「錺り師(かざりし)」「錺り屋(かざりや)」とも表現されます。

「錺」の地名での使われ方

・『東錺屋町』【ひがしかざりやちょう】
京都府京都市下京区に所在する地名です。

・『西錺屋町』【にしかざりやちょう】
京都府京都市下京区に所在する地名です。

「錺」の名前での使われ方

・『錺』【かざり】
千葉県や大阪府、福井県、福岡県、奈良県に見られる日本の名字です。

・『錺谷』【かざたに/かざりや】
兵庫県や北海道に見られる日本の名字です。

・『錺本』【かざりもと】
神奈川県や兵庫県に見られる日本の名字です。

・『錺間』【しかま】
埼玉県や北海道に見られる日本の名字です。

まとめ

「錺」は主に訓読みでは「かざり」と読む漢字です。

名字として使われている場合は「しか」と読むこともあります。

そして、「錺」には「飾り」「金属で飾る」という意味が含まれています。

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