この記事では、「零」の読み方を分かりやすく説明していきます。
雨冠に令で「零」の読み方
「零」という漢字は主に訓読みでは「零(あま)り」や「零(お)ちる」、「零(こぼ)れる」、「零(ふ)る」と読み、音読みでは「レイ」や「レン」、「リョウ」と読みます。
また、「零(あや)す」や「零(あ)ゆ」の読みが当てられることもあります。
「零」の意味や解説
「零」には「おちる」や「ふる」、「こぼれる」、「落ちぶれる」、「小さい」、「少ない」、「あまり」、「0(ゼロ)」という意味が含まれています。
「零」は雨雲から水滴が滴り落ちる象形である「雨冠」に頭上に頂く冠と跪く人の象形である「令」を組み合わせ、「(神の意思によって)雨が降る」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「零(あや)す」は「血や汗などを滴らせる、流す、こぼす」という意味を表す言葉であり、「零(あ)ゆ」は「実などが落ちる、落ちこぼれる」、「血や汗などが流れ出る、滴り流れる」という意味を表す言葉です。
「零」の熟語での使い方や使われ方
・『落ち零れ』【おちこぼれ】
「容器からこぼれて落ちたもの」や「処理しきれずに残ったもの」、「ある組織や体制などについていけない人の例え」を意味する言葉です。
・『零余』【れいよ】
「僅かな余り」や「はした」を意味する言葉です。
・『零落』【れいらく】
「落ちぶれること」や「草木の枯れ落ちること」を意味する言葉です。
・『零点』【れいてん】
「得点が全くないこと」や「寒暖計の零度」、「氷点」などを意味する言葉です。
まとめ
「零」は主に訓読みでは「零(あま)り」や「零(お)ちる」、「零(こぼ)れる」、「零(ふ)る」と読み、音読みでは「レイ」や「レン」、「リョウ」と読む漢字でした。
そして、「零」には「おちる」や「こぼれる」、「落ちぶれる」、「ゼロ」などの意味が含まれています。