雨冠に非で「霏」の読み方とは?簡単に解釈

雨冠に非で「霏」の読み方とは? 読み方

雨冠に非と書く「霏」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「霏」の読み方と意味について解説します。

雨冠に非で「霏」の読み方

「霏」の読み方は音読みの「ヒ」のみで訓読みはありません。

「霏」の意味や解説

「霏」とは、「バラバラに飛び散るさま」を意味する言葉です。

物体が空中に飛び散る様子を表す言葉で規則的ではない不規則な飛び方を表します。

一般的には空から降ってきたものが空中を不規則に飛ぶ様子を表す意味で使うことが多く、雨や雪が空から降って空中にある様子を表す言葉として使われています。

「非」には統一性のなさや不規則さの意味があり空から降る水が不規則である様子を表すのが「霏」の本来の意味合いです。

雨や雪はバラバラに空中を舞うさまから転じて「規則性なくバラバラに飛び散る」という意味で使われています。

細かいものがある程度広い範囲に飛ぶ様子を表す言葉なので密閉した袋の中で舞う粉などに対しては使いません。

範囲を限定せず広がるように飛ぶ姿を表します。

気温が低い空気中に水分が大量に飛び散ると飽和きれず白くかすんだような見た目になることから「霏」「もや」「きり」など大気が水分でかすみ視界を遮られる現象を表す意味でも使います。

「霏」の熟語での使い方や使われ方

・『林霏』【りんび】
「木がたくさん生えている場所に立ち込めるもや」を指します。

木が鬱蒼と生い茂っている森や林は他の場所に比べて水分が多く気温も低いためもやが発生しやすい条件が整っています。

森や林で木々の間にたちこめるしろいもやを表す言葉です。

・『煙霏』【えんぴ】
「霧やもやが煙のようにたなびくこと」を意味します。

風が吹いてもうや霧やもやがゆらゆらとたなびく様子を表す言葉です。

まとめ

「霏」は日常的にはほとんど使わない言葉なのでこの機会に正しい意味と読み方を憶えておきましょう。

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