魚へんに非で「鯡」の読み方とは?簡単に解釈

魚へんに非で「鯡」の読み方とは? 読み方

魚へんに非と書く「鯡」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「鯡」の読み方と意味について解説します。

魚へんに非で「鯡」の読み方

「鯡」の読み方は音読みでは「ヒ」、訓読みでは「にしん」「はららご」「はらご」です。

「鯡」の意味や解説

「鯡」とは、「ニシン目ニシン科に属する海水魚」「サケやマスの卵巣や卵巣を加工したもの」を意味する言葉です。

体長30cm程度の細長い体をした魚類で海水域に生息します。

海水温の低い地域に住む魚であり日本では北の海に生息する魚として知られています。

大きな群れを形成して回遊する性質を持ち日本では昭和の初期から中期にかけて大量に漁獲できるほどの生息数でした。

豊富な漁獲高で大儲けした漁師もいましたが乱獲などの影響により徐々に漁獲高は減少し近年の漁獲量は低水準です。

身を食用として食べるほか日本では卵巣を塩漬けにした数の子が正月の縁起物として珍重されています。

数の子の親として見られていた魚であるため「鯡」「魚の腹の中にある魚卵」という意味も持つ言葉です。

現在はサケやマスの腹にある卵や今魚卵を塩漬けや醤油漬けにした加工食品を指す「はららご」「はらご」の意味で使われています。

「鯡」の熟語での使い方や使われ方

・『鯡漁』【にしんりょう】
「ニシンの漁獲を目的に行われる漁」を意味します。
魚が移動する方向に網を張る刺し網が一般的です。
ニシンの漁で歌われていた民謡が祭りで踊る曲として知られている「ソーラン節」です。

・『身欠鯡』【みがきにしん】
「ニシンを干して水分を抜いた干物」を指します。
生ニシンはいたみやすく日持ちしないことから長期保存目的に作られた干物です。

まとめ

「鯡」は漁獲量が減少したものの今でも食用として出回っている魚です。

どのような魚なのか読み方と合わせて意味も知っておきましょう。

読み方
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