この記事では、「延性」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「延性」の正しい読み方は「えんせい」と「えいせい」どちら
「延」という漢字は訓読みでは「延(の)びる」や「延(ひ)く」、「延(は)え」と読み、音読みでは「えん」と読みます。
そして、「性」という漢字は訓読みでは「さが」や「たち」と読み、音読みでは「せい」や「しょう」と読みます。
「延性」の場合、「延」と「性」それぞれに音読みを当てるのですが、「延」を「えい」と読む用法はないので、「えんせい」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「延性」の正しい読み方は「えんせい」になります。
「延性」の意味
「延性」とは、「粘り強い性質」や「物体が、弾性の限界を超えても破壊や破断されずに引き延ばされる性質」を意味する言葉です。
「延性」の同義語としては「靭性(じんせい)」があり、「延性」=「靭性」がある材料は破断されるまでの変形量が大きいという特徴です。
「延性」の特性を持つ物質としては金や銀、銅、白金、アルミニウム、ステンレス鋼、プラスチック、ゴムなどがあります。
逆に、コンクリートやガラスなどは「延性」の特性がない「脆性材料(ぜいせいざいりょう)」、つまり、「せん断破壊しやすい材料」になります。
「延性」の言葉の使い方や使われ方
・『この建築材には延性のある材料が使われているようだ』
・『AとBの材料を比較したところ、Aのほうが延性に優れているようだ』
・『延性は荷重と変位で算出される』
まとめ
・「延性」の正しい読み方は「えんせい」になります。
・「延性」とは、「粘り強い性質」や「物体が、弾性の限界を超えても破壊や破断されずに引き延ばされる性質」を意味する言葉です。