憲法に関する言葉として「改憲」があります。
この言葉は何を意味するものでどう読むのでしょうか。
今回は、「改憲」の正しい読み方と意味について解説します。
「改憲」の正しい読み方は「かいけん」と「かいけい」どちら
「改憲」という言葉の読み方を考えると「かいけん」と「かいけい」の2つが浮かびます。
「かいけん」と「かいけい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「改憲」の正しい読み方は「かいけん」です。
「改」は「改築」【かいちく】「改定」【かいてい】など「かい」と読みます。
「憲」は「憲政」【けんせい】「立憲」【りっけん】など「けん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かいけん」が「改憲」の正しい読み方です。
「憲」に「けい」という読み方はないので「改憲」を「かいけい」とは読みません。
「改憲」の意味
「改憲」とは、「憲法を改めること」を意味する言葉です。
国家を規定する最高法規を「憲法」といいます。
手続きに従って憲法の内容を変えたり新しく追加したりなど改めることを指す言葉が「改憲」です。
憲法は法律よりも重く簡単に改めることはできません。
国会手続きや国民投票による合意形成など決められた手続きをクリアして初めて「改憲」できます。
日本では現行の憲法を「改憲」した例はありませんが、手続きについては憲法で定められています。
「改憲」の言葉の使い方や使われ方
・『改憲に向けた機運が高まる』
・『改憲賛成派が集会を開く』
・『国民の半数以上の同意がなければ改憲できない』
まとめ
「改憲」は「かいけん」と読むのが正しく「かいけい」は間違った読み方です。
憲法に関わる重要な言葉なので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。