「海難」とは海に関連する災難を指す言葉ですが、具体的にどのような事例が該当し何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「海難」の正しい読み方と意味について解説します。
「海難」の正しい読み方は「かいなん」と「かいむ」どちら
「海難」という言葉の読み方として思いつくのが「かいなん」と「かいむ」のです。
「かいなん」と「かいむ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「海難」の正しい読み方は「かいなん」です。
「海難」は「海域」【かいいき】「航海」【こうかい】など「かい」と読み、「難」は「難問」【なんもん】「困難」【こんなん】など「なん」と読むます。
2つの漢字の読み方を組み合わせた「かいなん」が「海難」の正しい読み方です。
「難」を「む」とは読まないので「海難」を「かいむ」と読むのは間違いです。
「海難」の意味
「海難」とは、「海で発生する船の災難」を意味する言葉です。
一般的には海水浴でおぼれるなど船が関わらない個人的な事故を含む場合もありますが、本来は海で発生した船のトラブルを指す言葉です。
「海難」の定義は海難審判法という法律で示されています。
法律による定義を簡単に説明すると「船の運用に関連して起きた設備や施設の損傷」「船舶の設備や運用に関連して起きた人の死傷」「船舶の安全や運行の阻害」のうち海とその隣接水域で発生したものを「海難」としています。
「海難」の言葉の使い方や使われ方
・『海難事故の救助に向かう』
・『海難の発生件数を調査する』
・『海難事故防止のため安全基準を厳しくする』
まとめ
「海難」は「かいなん」と読むのが正しく「かいむ」ではありません。
海の安全に関わる言葉なので正しい読み方と意味を理解しておきましょう。