この記事では、「上皇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「上皇」の正しい読み方は「じょうこう」と「うえこう」どちら
「上皇」の読み方として予想できるものに、「じょうこう」と「うえこう」があります。
「じょうこう」と「うえこう」の二つの読み方のうち、「上皇」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「上皇」の正しい読み方の結論は、「じょうこう」が正しい読み方になります。
「上皇」の言葉に使われている「上」という漢字の音読みは「ジョウ」で、訓読みは「うえ・あげる・あがる」です。
「上皇」の言葉において、「上」は音読みの「ジョウ」が採用され、訓読みの「うえ」で読まれることはありません。
そのため、「上皇」を「うえこう」と読むのは明らかな誤読となります。
また、「うえこう」という日本語の名詞そのものが実際は存在しないのです。
「上皇」の意味
「上皇」の意味は、「皇位を皇太子に譲位した後の天皇の尊称」を意味しています。
「上皇」の正式名称は、至高を意味する「太上」を冠した「太上天皇(だいじょうてんのう)」になります。
日本で史料が残る史上初の「上皇」は、697年に譲位した「推古天皇」とされています。
「上皇」の言葉の使い方や使われ方
「上皇」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『明治維新後の天皇制における天皇は終身制であったため、原則として上皇は存在しない仕組みになっていました』
・『平成天皇が生前譲位を希望されたため、近代天皇制で初めての上皇となりました』
・『平安時代後期に上皇は天皇以上の実権を握って院政を敷きましたが、天皇と上皇の権力争いは激化しました』
まとめ
この記事では、「上皇」の正しい読み方「じょうこう」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?
「上皇」の読み方・意味・使い方をリサーチしたいときは、この記事の内容を参照してみてください。