この記事では、「古典」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「古典」の正しい読み方は「こてん」と「ふるてん」どちら
「古典」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「古」の漢字の音読みは「コ」で、訓読みは「ふる(い)・いにしえ」です。
また、「典」の漢字の音読みは「テン」で、訓読みは「ふみ・のり」です。
従って、ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「こてん」と読めることが分かります。
また、二つの漢字を訓読み+音読みで繋ぎ、いわゆる「湯桶読み」すれば、「ふるてん」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正しいかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「古典」の正しい読み方は「こてん」と「ふるてん」のどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「古典」の正しい読み方は「こてん」で、「ふるてん」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特別な「湯桶読み」ではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことになります。
ちなみに、「古」を使った熟語では「こ」との読み方をすることが圧倒的に多いですが、「古株(ふるかぶ)」や「古巣(ふるす)」の様に、「ふる」の読みを使う場合も、もちろんあります。
「古典」の意味
「古典」とは、「古い時代に書かれた書物のこと」や、「著述作品の中で、歴史的価値を持ち、かつ後世の人の教養に資すると考えられるもの」を意味する言葉です。
「古典」の言葉の使い方や使われ方
・『現代作家の小説を愛読するのも良いが、古典と言われる名著に触れることも大切です』
・『高校で学習する古典は、基礎の基礎であり、興味のある人はその書物の全文を読んでみるのがお勧めです』
まとめ
「古典」の正しい読み方は「こてん」で、「ふるてん」と読むのは間違いです。
また、この「古典」とは、「古い時代に書かれた書物のこと」や、「著述作品の中で、歴史的価値を持ち、かつ後世の人の教養に資すると考えられるもの」を意味する言葉です。