この記事では、「懺悔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「懺悔」の正しい読み方は「ざんげ」と「ざんかい」どちら
「懺悔」には3つの読み方があります。
1つ目は「さんげ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「懺」の音読みは「ざん・さん」、訓読みは「く(いる)」、「悔」の音読みは「かい・け」、訓読みは「く(いる)・く(やむ)・くや(しい)」で、「悔」を「げ」と読むのは連濁(れんだく)になります。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
2つ目は「せんげ」で、「さんげ」の音変化です。
3つ目は「ざんげ」で、こちらも音読みの連濁になります。
「懺悔」と表記する場合「ざんかい」とは読みません。
正しい読み方の結論
「懺悔」の正しい読み方は「さんげ」「せんげ」「ざんげ」の3つで、読み方により意味が違ってきます。
「ざんかい」とは読みません。
「懺悔」の意味
「懺悔」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「さんげ・せんげ」と読む場合、「仏教用語で、犯した罪悪を告白して許しを請うこと」という意味です。
「懺悔」は元々仏教用語で、サンスクリット語で「罪を告白する」という意味の言葉を「懺摩(さんま)」という音で表し、更に漢字に訳して「悔」という語を合わせた言葉です。
「ざんげ」と読む場合、「神仏の前で罪を告白して悔い改めること」「キリスト教用語で、罪を告白して神の許しを請うこと」「自分の罪を他人に告白して悔いること」です。
「懺悔」の言葉の使い方や使われ方
「懺悔」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『御仏の前で懺悔(せんげ)したいことがある』
・『敬虔なクリスチャンは毎週教会で懺悔(ざんげ)する』
・『彼はミスしたことをチームメイトの前で懺悔した』
まとめ
今回は「懺悔」の読み方について紹介しました。
「懺悔」の正しい読み方は「さんげ」「せんげ」「ざんげ」の3つで、「ざんかい」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。