この記事では、「操縦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「操縦」の正しい読み方は「そうじゅう」と「そうたて」どちら
「操縦」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成している二つの漢字の個別の読みを確認します。
「操」の漢字の音読みは「ソウ」で、訓読みは「みさお・あやつ(る)」です。
また、次の「縦」の漢字の音読みは「ジュウ」で、訓読みは「たて」です。
ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「そうじゅう」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「そうたて」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正しいかは、この分析から判断することは出来ません。
さて、「操縦」の正しい読み方は「そうじゅう」と「そうたて」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「操縦」の正しい読み方は「そうじゅう」で、「そうたて」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な重箱読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
「操縦」の意味
「操縦」とは、「人を思い通りにあやつること」や「航空機や大型機械を動かすこと」を意味する言葉です。
この熟語で訓読みが「あやつ(る)」の「操」が使われていることは、意味から理解できますが、なぜ「たて」が訓読みの「縦」の漢字が使われているかを疑問に感じる方もおられるでしょう。
実は先の漢字の読みでは省略しましたが、「縦」には常用漢字外の訓読みとして「 ほしいまま」があり、この意味から「ほしいままにあやつる」と言う意味で、「操縦」に「縦」の漢字が使われているのです。
「操縦」の言葉の使い方や使われ方
・『彼はヘリコプターを操縦する資格を持っています』
・『ロシアでは、ウクライナ侵攻に関する情報が遮断されており、ロシア人の多くはプーチン政権に操縦されている』
まとめ
「操縦」の正しい読み方は「そうじゅう」で、「そうたて」と読むのは間違いです。
また、この「操縦」とは、「人を思い通りにあやつること」や「航空機や大型機械を動かすこと」を意味する言葉です。