この記事では、「供覧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「供覧」の正しい読み方は「きょうらん」と「ともらん」どちら
「供覧」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて確認します。
「供」の漢字の音読みは「キョウ・ク」で、訓読みは「そな(える)・とも」です。
また、「覧」の漢字の音読みは「ラン」で、訓読みは「み(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きょうらん」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みにすれば、「ともらん」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、判断できません。
さて、「供覧」の正しい読み方は「きょうらん」と「ともらん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「供覧」の正しい読み方は「きょうらん」で、「ともらん」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
また、「供」を「とも」と読ませる熟語は「供侍(ともざむらい)や「子供(こども)」等が挙げられる程度で、あまり多くはありません。
「供覧」の意味
「供覧」とは、「多くの人が見られるようにすること」を意味する言葉です。
「供覧」の言葉の使い方や使われ方
・『彼女の作品には幽玄な雰囲気が漂っています。そんな素晴らしい作品を供覧してもらうべく、展示会を催す予定です』
・『彼の論文は、あの会社のHPの研究所だよりに、解説と共に供覧できるようになっています』
まとめ
「供覧」の正しい読み方は「きょうらん」で、「ともらん」と読むのは間違いです。
また、この「供覧」とは、「多くの人が見られるようにすること」を意味する言葉です。