「契機」という言葉は何を意味する言葉でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「契機」の正しい読み方と意味について解説します。
「契機」の正しい読み方は「けいき」と「きつき」どちら
「契機」という言葉の読み方として思いつくのが「けいき」と「きつき」です。
「けいき」と「きつき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「契機」の正しい読み方は「けいき」です。
「契」には「契約」【けいやく】「契印」【けいいん】など「けい」と読み、「機」は「機会」【きかい】「好機」【こうき】など「き」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「けいき」が「契機」の正しい読み方です。
「契」を「きつ」とは読まみません。
「きつき」は「契」と「喫」を間違えたことによって起きた誤読です。
「契機」の意味
「契機」とは、「物事を始めるきっかけや手がかり」を意味する言葉です。
物事を始めるに至った最初の出来事を表す言葉で、スタートの合図や始める動機付けになったものを指します。
もともとはそこを通らなければ物事が成立しないような点や条件を意味する言葉でしたが、そのような部分が物事の始まりになっていることから「きっかけ」や「手がかり」と同じ意味で使われています。
一般的には「物事を始めるのにちょうど良い機会」という意味でも使われていますが、本来は良いことも悪いことも関係なく物事の始まりを表す言葉です。
「契機」の言葉の使い方や使われ方
・『上京を契機に料理を始めた』
・『オリンピックの金メダルが契機になりスケートボードブームが巻き起こった』
・『1号店の成功を契機に全国展開が決定した』
まとめ
「契機」の正しい読み方は「けいき」で「きつき」は誤読です。
日常的にも使われている表現なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。