まだ完成していない作品には「仮題」がつけられています。
この言葉が表しているのは何のことでどのように読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「仮題」の正しい読み方と意味について解説します。
「仮題」の正しい読み方は「かだい」と「かりだい」どちら
「仮題」という言葉の読み方として考えられるのが「かだい」と「かりだい」です。
「かだい」と「かりだい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「仮題」の正しい読み方は「かだい」です。
「仮題」には「仮想」【かそう】「仮定」【かてい】など「か」という読み方と、「仮免」【かりめん】「仮払」【かりばらい】など「かり」という読み方があります。
「題」は「題目」【だいもく】「邦題」【ほうだい】など「だい」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かだい」と「かりだい」の2つのうち「仮題」の正しい読み方は「かだい」です。
「仮題」の意味
「仮題」とは、「本決まりになるまでの間に使うため仮につけられた題名」を指す言葉です。
内容を示したり作品を表したりするためにつけられる見出しの言葉を「題」といいます。
独立してつけられた題の名前のことを「題名」といい、正式なものではない通称として仮につける題名が「仮題」です。
題名には人に知らせたり作品内容を説明したりといった役割のほか、そのものを識別するための記号としての役割もあります。
題名が無いとそのものを説明する時に何と言っていいのかわからないことから不便を解消するためとりあえず付けておく題名が「仮題」に当たります。
「仮題」の言葉の使い方や使われ方
・『とりあえず仮題をつけておく』
・『仮題なので適当に決めても構わない』
・『仮題から正式な題名に変更した』
まとめ
「仮題」は「かだい」と読むのが正しく「かりだい」と読むのは誤った読み方です。
日常ではあまり使いませんが難しい意味ではないので知っておきましょう。