この記事では、「散乱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「散乱」の正しい読み方は「さんらん」と「さっらん」どちら
普段耳にする言葉でも、漢字で書いてあると何と読むのかわからないことがあります。
では、「散乱」はどのように読むのでしょうか。
解説をします。
正しい読み方の結論
正しくは「さんらん」です。
「散」は音読みでは「サン」、訓読みでは「ちらす」「ちらかす」「ちらかる」「ちる」「ばら」と読みます。
小学校4年生で習う漢字です。
「乱」は音読みでは「ラン」「ロン」、訓読みでは「みだれる」「みだす」「みだりに」と読みます。
小学校6年生で習う漢字です。
「散」は「さっ」「さ」と読むことはないので、「散乱」を「さっらん」とは読みません。
また、「さっらん」という言葉はありません。
「散乱」の意味
「散乱」には3つの意味があります。
1つめは、辺り一面にバラバラに広がることです。
ティッシュ箱からティッシュを取り出して、そこらじゅうにポイポイと投げ捨てると、この状態になります。
2つめは、波動や粒子線が、凹凸のある面や微粒子などにぶつかって、いろいろな方向に向きを変えることです。
ある一つの方向に向かうことではなく、バラバラといろいろな方向に向きを変えることをいいます。
3つめは仏語で、煩悩のために心が乱れてしまい、安定していないことです。
「散乱」の言葉の使い方や使われ方
・『おもちゃが散乱している』
・『缶詰を開けたら中身が散乱してしまった』
まとめ
この言葉は「さんらん」が正しい読み方です。
あたり一面にバラバラに広がること、波動などが凹凸のある面などにぶつかってバラバラな方向に向きを変えること、などの意味を持っています。