この記事では、「裁量」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「裁量」の正しい読み方は「さいりょう」と「さいおも」どちら
「裁量」は「さいりょう」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「裁」の音読みは「さい」、訓読みは「た(つ)、さば(く)」、「量」の音読みは「りょう」、訓読みは「はか(る)・かさ・ちから」です。
「裁量」と表記する場合「さいおも」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「裁量」の正しい読み方は「さいりょう」です。
「さいおも」とは読みません。
「裁量」の意味
「裁量」の意味は「その人の考えにより判断して処理すること」です。
その人が自分で適切だと判断した通りに取り扱うことを表します。
「裁」は「布を断ち切る」から転じて「是非善悪を判断して決め、処理する」という意味、「量」は「軽重・大小などをはかる」から転じて「おもいはかる」という意味、「裁量」で、「ものごとの是非を思いはかり、判断すること」になります。
自分でものごとを決められる立場の人が使う言葉で、法律や政治、ビジネス用語などに幅広く使われます。
「裁量」の言葉の使い方や使われ方
「裁量」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『その件に関しては、彼の裁量に任せたいと思う』
・『トラブルをどのように処理するかは彼女の裁量にかかっている』
・『部下が伸びるかどうかは上司の裁量次第だ』
まとめ
今回は「裁量」の読み方について紹介しました。
「裁量」の正しい読み方は「さいりょう」で、「さいおも」ではありません。
正しく読める様に覚えておきましょう。