この記事では、の読み方を分かりやすく説明していきます。
「分泌」の正しい読み方は「ぶんぴ」と「ぶんぴつ」どちら
「分泌」の熟語の読みを考えるために、最初に熟語を構成する漢字の個別の読みについて説明します。
「分」の漢字の音読みは「ブン・フン・ブ」で、訓読みは「わ(ける)」です。
また「泌」の漢字の音読みは「ヒツ・ヒ」で、訓読みは「にじ(む)」です。
ここからは、二つの漢字の音読みを繋げると、「ぶんひ」及び「ぶんひつ」と読め、それが発音しやすくするための変化である「半濁音化」したとすると、「ぶんぴ」と「ぶんぴつ」どちらにも読めることになります。
正しい読み方の結論
結論として、「分泌」の読み方としては、「ぶんぴ」と「ぶんぴつ」のどちらも正しいと言えます。
やはり、いずれも先の分析の通り「半濁音化」した読み方です。
この言葉は、戦前は辞書には「ぶんぴ」がメインで表記され、「ぶんぴつ」も併記されていましたが、あくまで従でした。
しかし、最近ではこれが逆転して記載されています。
またNHKのガイドラインでもかつては「ぶんぴ」を優先していたものを、「ぶんぴつ」優先に切り替えられた経緯があります。
従って、もともとは「ぶんぴ」の読みであったものが、「ぶんぴつ」と読むことが増えたために、近年では「ぶんぴつ」の読みが主流となっていると言えます。
「分泌」の意味
「分泌」とは、「生体・生物が細胞から特有の代謝産物を排出すること」で、具体的にはホルモンなどを出す内分泌と汗などの外分泌の二つがあります。
「分泌」の言葉の使い方や使われ方
・『病気の原因として、内分泌異常が原因のものがいくつもあります』
・『女性の中には、歳をとっても男性を惑わすフェロモンの分泌が盛んな人もいます』
まとめ
「分泌」の読み方としては、「ぶんぴ」と「ぶんぴつ」のどちらも正しいと言えます。
この「分泌」とは、「生体・生物が細胞から特有の代謝産物を排出すること」を意味する言葉です。