この記事では、「別棟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「別棟」の正しい読み方は「べっとう」と「べつむね」どちら
最初に、「別棟」の熟語を構成する二つの漢字の読みを個別に説明します。
「別」の漢字の音読みは「ベツ」で、訓読みは「わか(れる)」です。
また「棟」の漢字は音読みが「トウ」で、訓読みは「むね」です。
従って、「別棟」は、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば「べつとう」となり、音読み+訓読みで繋げば「べつむね」と読めます。
これからは、「べつむね」が正しく、「べっとう」は間違いだと思われます。
しかし、音読みを重ねた「べつとう」は、語を繋いだ時に発音しやすくするために生じる「促音化」が起きたとすれば、「べっとう」との読みになり、実はこの「べっとう」も間違いとは言い切れないのです。
この個別の漢字の読みからは、結局どちらが正しい読み方かは判断できないと言えます。
さて、どちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「別棟」の正しい読み方は「べつむね」で、「べっとう」と読むのは間違いです。
ちなみに、この「べつむね」のように、音読み+訓読みの順で構成される熟語の読み方は、「重箱読み」と呼ばれています。
「別棟」の意味
「別棟」とは、「建物の棟が別になっていること、及び、その建物のこと」を意味する言葉です。
「別棟」の言葉の使い方や使われ方
・『同じ敷地内には、立派な母屋とは別棟の離れもあります』
・『別棟には隠居した老夫婦が住んでいます』
まとめ
「別棟」の正しい読み方は「べつむね」で、「べっとう」と読むのは間違いです。
また、この「別棟」とは、「建物の棟が別になっていること、及び、その建物のこと」を意味する言葉です。