「乳母」の読み方と意味とは?「うば」と「にゅうば」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「乳母」の読み方と意味とは? 読み方

子どもを産んだ女性にとって頼りになるのが「乳母」です。

この言葉はどのような女性を指し何と読むのが正しいのでしょうか。

今回は、「乳母」の正しい読み方と意味について解説します。

「乳母」の正しい読み方は「うば」と「にゅうば」どちら

「乳母」の読み方として候補になるのが「うば」「にゅうば」の2つです。

「うば」「にゅうば」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「乳母」の正しい読み方は「うば」です。

「うば」は2字以上の漢字の組み合わせに対して言葉の意味に由来する読み方を当てて読む熟字訓と呼ばれる読み方です。

「乳」「う」「母」「ば」とそれぞれに読みを当てはめて読むのではなく「乳母」という2文字の熟語で「うば」と読みます。

「母」「ば」と読む例は「叔母」【おば】「伯母」【おば】がありますが、「乳」「う」と読むのは「乳母車」【うばぐるま】のように「乳母」という形しかありません。

「乳母」には他にも「めのと」という古い読み方があります。

「乳母」の意味

「乳母」とは、「子供を産んだ母親にかわり赤子に乳を与え育てる女性」を指す言葉です。

母乳の出が悪い時に母親に変わって赤子に母乳を与える女性、もしくは母親の代わりに赤子を世話する女性を表します。

本来は母親のかわりとして母乳を与える女性を指す言葉でしたが、今は授乳の有無に関わらず赤子の面倒を見る女性を指すことが多く、専属ベビーシッターに近い意味合いです。

「乳母」の言葉の使い方や使われ方

・『王族の子どもは乳母が育てるのが慣例だ』
・『実の母のように乳母を慕っている』
・『母乳の出が悪いので乳母になってくれるよう頼む』

まとめ

「乳母」の読み方は「うば」「めのと」「にゅうば」は誤った読み方です。

今は授乳よりも養育の意味が強いので正しい読み方と意味を合わせて覚えておきましょう。

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