この記事では、「存立」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「存立」の正しい読み方は「そんりつ」と「そんたち」どちら
「存立」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読み確認します。
「存」の漢字の音読みは「ソン・ゾン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「あ(る)・たも(つ)・ながら(える)・と(う)」です。
また、次の「立」の漢字の音読みは「リツ・リュウ」で、訓読みは「た(つ)」です。
ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「そんりつ」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「そんたち」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、残念ですが、ここから判断することは出来ません。
さて、「存立」の正しい読み方は「そんりつ」と「そんたち」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「存立」の正しい読み方は「そんりつ」で、「そんたち」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊と言える重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が、正しいことになります。
ちなみに、「立」の漢字を使った熟語で、訓読みの「た(つ)」や「た(ち)」と読ませる熟語としては、「脚立?(きゃたつ)?」や「衝立?(ついたて)?」が挙げられます。
「存立」の意味
「存立」とは、「存在し、成り立っていくこと」を意味する言葉です。
「存立」の言葉の使い方や使われ方
・『ウクライナはロシアの一方的な軍事侵攻で、国家としての存立の危機に立たされていた』
・『時代の変化により、職業として存立が難しく、消滅していくものもあります』
まとめ
「存立」の正しい読み方は「そんりつ」で、「そんたち」と読むのは間違いです。
また、この「存立」とは、「存在し、成り立っていくこと」を意味する言葉です。