「純増」は物事の変化を表す時に使われる言葉です。
具体的にはどのような変化のことで何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「純増」の正しい読み方と意味について解説します。
「純増」の正しい読み方は「じゅんぞう」と「きまし」どちら
「純増」という言葉の読み方として「じゅんぞう」と「きまし」が思い当たります。
「じゅんぞう」と「きまし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「純増」の正しい読み方は「じゅんぞう」です。
「純」は「純愛」【じゅんあい】「清純」【せいじゅん】など「じゅん」と読みます。
「増」は「増大」【ぞうだい】「倍増」【ばいぞう】など「ぞう」と読むほか、「水増」【みずまし】「嵩増」【かさまし】など「まし」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「じゅんぞう」と「きまし」のうち「純増」の正しい読み方は「じゅんぞう」です。
「純増」の意味
「純増」とは、「他の要素を除いた純粋な増加部分」を意味する言葉です。
数値で表される統計記録などで用いられる表現で、その他の要素を除き純粋に増えた部分のみを指します。
ある要素に変化が見られる場合、変化には複数の要因が関わっていることがあります。
例えば輸出企業の売上に関しては直接的な販売実績だけでなく為替レートが影響を及ぼします。
増加した売上から為替の変動によって増えた部分を除いた残りが純粋な販売実績の増加にあたる「純増」です。
「純増」の言葉の使い方や使われ方
・『利益の純増を計算する』
・『名目上の増加ではなく純増が大切だ』
・『売り上げは大きく伸びたが経費がかさんだので純増は伸びていない』
まとめ
「純増」の読み方は「じゅんぞう」で「きまし」ではありません。
見かけ上の数字に騙されないために重要な意味を持つ言葉なので正しい意味と読み方を覚えておきましょう。