仕事や役割などに関係する言葉として「裏方」という表現があります。
この言葉はどういった人を指し何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「裏方」の正しい読み方と意味について解説します。
「裏方」の正しい読み方は「うらかた」と「りかた」どちら
「裏方」という言葉の読み方として「うらかた」と「りかた」が考えられます。
「うらかた」と「りかた」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「裏方」の正しい読み方は「うらかた」です。
「裏」には「裏書」【うらがき】「裏街道」【うらかいどう】など「うら」という読み方と、「影裏」【えいり】「暗々裏」【あんあんり】など「り」という読み方があります。
「方」は「味方」【みかた】「粗方」【あらかた】など「かた」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「うらかた」と「りかた」のうち「裏方」の正しい読み方は「うらかた」です。
「裏方」の意味
「裏方」とは、「舞台の裏側で働く人」を指す言葉です。
音楽や演劇などの舞台公演では舞台上で華々しく活躍する人たちを支える多くのスタッフが観客の目にふれない裏側で大勢働いています。
そのような舞台を裏から支える人たちを指す言葉が「裏方」です。
元々は大道具や照明など舞台に立たないスタッフを言葉でしたが、見えない場所で働いているというところから転じて「目立たない場所で働いている人」という意味でも使われています。
一般的にはレストランの調理スタッフや倉庫作業員など直接客と接することのない仕事を指して使う言葉です。
「裏方」の言葉の使い方や使われ方
・『裏方の存在なしに舞台演劇は成立しない』
・『裏方の人手が足りない』
・『ミスしたので裏方に回された』
まとめ
「裏方」の読み方は「うらかた」が正しく「りかた」とは読みません。
いろいろな場所で使われる言葉なので正しい意味と読み方を覚えておきましょう。