この記事では、「躊躇う」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「躊躇う」の正しい読み方は「ためらう」と「ちゅうちょう」どちら
「躊躇う」は「ためらう」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
熟字に送り仮名が付く場合もあります。
「躊」の音読みは「ちゅう」、訓読みは「ためら(う)・たちもとお(る)」、「躇」の音読みは「ちょ・ちゃく」、訓読みは「ふ(む)・ためら(う) たちもとお(る)・わた(る)」です。
「躊躇」だけだと「ちゅうちょ」と読みますが、「躊躇う」と送り仮名が付く場合「ちゅうちょう」とは読みません。
正しい読み方の結論
「躊躇う」の正しい読み方は「ためらう」です。
「ちゅうちょう」とは読みません。
「躊躇う」の意味
「躊躇う」の意味は「あれこれ考えて迷う」「決心がつかずにぐずぐずする」「気を落ち着ける」「病を押さえつける」「悩んで同じところをぶらぶらする」です。
「ためらう」の語源は諸説ありますが、元々「ためらふ」知う古語で「高ぶりや悲しみなどで乱れた気持ちをおさえる」という意味がありました。
ここから語源は「矯める」という言葉で、「形を整える」「悪い性質・習慣や癖などを改めなおす」という意味から転じて「気持ちがまとまらなくて迷う」という意味になったとされています。
「躊躇う」の言葉の使い方や使われ方
「躊躇う」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『転職しようかどうか躊躇うところだ』
・『彼女は躊躇うことなくプロポーズを受け入れた』
・『友人に真実を話すことを躊躇う』
まとめ
今回は「躊躇う」の読み方について紹介しました。
「躊躇う」の正しい読み方は「ためらう」で、「ちゅうちょう」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。