この記事では、「剰え」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「剰え」の正しい読み方は「あまつさえ」と「じょうえ」どちら
「剰え」には4つの読み方があります。
1つ目は「あまりさえ」で、当て字になります。
当て字とは、本来の漢字の使い方からははずれた使い方をすることです。
2つ目は「あまつさえ」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
3つ目は「あまっさえ」で、「あまつさえ」の促音化です。
4つ目は「あまさえ」で、「あまっさえ」の省略形です。
「剰」の音読みは「じょう」、訓読みは「あま(る)・あま(す)・ あまつさ(え)」ですが、「剰え」と表記する場合「じょうえ」とは読みません。
正しい読み方の結論
「剰え」の正しい読み方は「あまりさえ」「あまつさえ」「あまっさえ」「あまさえ」と読み、意味は同じです。
「じょうえ」とは読みません。
「剰え」の意味
「剰え」の意味は「それまでとは別のものごとが更に加わる様子、悪いことが重なる時に使われることが多い」になります。
現在良くない状態で、その上更に悪いことが起きることを表します。
「あまつさえ」は元々「余りさえ(余りさえ)」という語でしたが、音変化により「あまさえ」「あまっさえ」「あまつさえ」と音変化しました。
「剰」は「多すぎて残る」「あまり」という意味で当てはめられました。
「剰え」の言葉の使い方や使われ方
「剰え」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『剰え評判が悪いのにスキャンダルを起こす』
・『剰え風が強いのに雨まで降り出した』
・『剰え貧乏なのに仕事をクビになった』
まとめ
今回は「剰え」の読み方について紹介しました。
「剰え」の正しい読み方は「あまつさえ」で、「じょうえ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。