「並進」という言葉は複数のものの様子を表しています。
表しているのはどんな様子で何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「並進」の正しい読み方と意味について解説します。
「並進」の正しい読み方は「へいしん」と「ならしん」どちら
「並進」という言葉の読み方として思い浮かぶのが「へいしん」と「ならしん」のです。
「へいしん」と「ならしん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「並進」の正しい読み方は「へいしん」です。
「並」には「並行」【へいこう】「並称」【へいしょう】など「へい」という読み方と、「歯並び」【はならび】「立ち並ぶ」【たちならぶ】など「なら」という読み方があります。
「進」は「進行」【しんこう】「前進」【ぜんしん】など「しん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「へいしん」と「ならしん」の2つのうち「並進」の正しい読み方は「へいしん」です。
「並進」の意味
「並進」とは、「並んで進むこと」を意味する言葉です。
複数のものが並んで進むことを指しますが、一般的には縦並びではなく横並びの位置関係で進むさまに対して用いる表現です。
よく似た言葉に「並走」がありますが併走は走行している様子のみを表すのに対し、「並進」は歩行や飛行など走らずに進む様子も含みます。
部隊やグループなど集団を単位として数える場合もあり、その場合は集団内の並びではなく集団同士が並んで進むさまを表します。
「並進」の言葉の使い方や使われ方
・『2台の車が並進する』
・『並進していたバイクが左右の道に別れた』
・2車線を並進するトラックに進路を塞がれる』
まとめ
「並進」の読み方は「へいしん」が正解です。
「ならしん」と読むことはないので間違えないでください。