「通奏」の正しい読み方は、「つうそう」と「つうかなで」のどちらなのでしょうか。
この記事では、「通奏」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「通奏」の正しい読み方は「つうそう」と「つうかなで」どちら
「通奏」の「通」は、音読みで「ツウ」と「ツ」。
訓読みで「とおる」「とおす」「かよう」と読みます。
意味は、何かを通す、知らせる、広く行き渡らせる、などとなります。
「奏」は音読みで「ソウ」。
訓読みで「かなでる」「すすめる」と読みます。
意味は、音楽を演じる、申し上げる、成し遂げる、などとなります。
この2つの言葉の音読みが組み合わさり「通奏」は「つうそう」と読みます。
正しい読み方の結論
「通」と「奏」の音読みで「つうそう」と読む読み方が正しい「通奏」の読み方となります。
決して、「つうかなで」とは読みません。
「通奏」の意味
「通奏」とは、通常、「通奏低音」という言葉で用いられています。
「通奏低音」とは、バロック音楽の演奏において、チェンバロなどの奏者が低音旋律と和音を示す数字に基づき即興的に和音を補いながら伴奏部を弾くことを意味します。
また、常に底流している考えや主張のことも「通奏低音」と言います。
「通奏」の言葉の使い方や使われ方
・『メロディーと低音がある通奏低音は、非常に難しい』
・『世界平和の願いがこの文章の通奏低音になっています』
・『先生に通奏低音について問われ、一度、真剣に考えてみることにした』
まとめ
以上のように「通奏」は、「つうかなで」ではなく、正しい読み方は、「通奏」です。
そのうえで、「通奏」は「通奏低音」といった言葉で用いられることが多く、以上のような意味で用いられています。