この記事では、「団扇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「団扇」の正しい読み方は「うちわ」と「だんせん」どちら
「団扇」の「団」の漢字は音読みが「ダン・ トン」で、訓読みが「まる(い)」です。
また「扇」の漢字は音読みが「セン」で、訓読みが「おうぎ 」です。
従って、「団扇」はそれぞれの漢字の読みを組み合わせても「うちわ」と読むことは出来ず、この読みの場合は熟字訓だと考えられます。
一方の「だんせん」と読ます場合には、それぞれの漢字の音読みを重ねた読み方と言うことになります。
正しい読み方の結論
「うちわ」と「だんせん」の読みについては、先に記した通り考察できますが、いずれの読みが正しいのでしょうか。
漢字辞書で調べると、両方の読みが記載されており、結論としては、いずれの読みも正しいと言えます。
しかし実際には、今日では「だんせん」と読みケースは、ほとんどないと言えます。
「団扇」の意味
「団扇」とは、「竹と紙を使って作られた、あおいで風を起こす道具のこと」を意味する言葉です。
ちなみに、戦国時代の大将が軍に命令を下す際に用いていた軍配は、正式には「軍配団扇」と呼びます。
「団扇」の言葉の使い方や使われ方
・『夏祭りの縁日に、浴衣を着て団扇を持って出かける姿は風物詩と言えます』
・『エアコンが普及したことで、自宅に団扇のある家は、大きく減少していると言えます』
・『団扇の読みのような熟字訓は、日本語を学ぶ外国人にとっては、最も難しい漢字の読みと言えます』
まとめ
漢字辞書には「団扇」の読みとして、「うちわ」と「だんせん」の両方が記載されており、いずれの読み方も正しいと言えます。
しかし、「だんせん」と読むケースは極めて少ないのが現実と言えます。
また「団扇」とは、「竹と紙を使って作られた、あおいで風を起こす道具のこと」を意味する言葉です。